資産1,000万円が最初の目標

投資

資産のストックの項は 投資金額×運用利回り/年×投資年数 でした。資産を形成するためには、投資金額を増やし投資年数を延ばすことが必要でした。

それでは、具体的にはどのような行動をとればよいのでしょうか。

まずは1,000万円の資産を作る

通常、資産形成の初期は投資金額、言い換えますと入金力は高くありません。奨学金という負債を抱えている場合もあるでしょう。

このフェーズではとにかく節約をして、何とか投資資金を捻出することです。若いうちは、いろいろな誘惑があり難しいところですが、ここが頑張りどころです。

働くようになってからの一番大きな支出は通常、家賃(住居費)です。家賃を抑えるために、住居の選定は慎重に行ないたいところです。また、社有寮があれば利用したり、会社の家賃補助を活用するのも住居費を抑えるのに有効です。可能なら実家から通勤するという手もあります。

また、このフェーズで多くの人が車を買ったり、海外旅行に行ったりしますが、ここはよく考えるべきところです。特に車は車両費だけでなく、保険代、ガソリン代、駐車場代、車検費用と維持費もかなりかかる金喰い虫です。車が日常生活に不要なら買わずに、カーシェアやレンタカーの利用を検討するのも良いでしょう。

投資初期の入金が将来の雪玉の核となります。早く核を作ることで、投資期間を長くとれます。30歳ぐらいに1,000万円の資金を確保するというのが一つの目安でしょうか。

株式1,000万円の潜在価値は年間70万円

投資資金1,000万円にS&P500の年間成長率7%をかけると70万円になります。

この金額は、給料の2, 3か月分に相当するという人もいるでしょう。それだけの労働をしなくてすむ、言い換えればそれだけの自由を得たのと同じといえます。

このレベルになると投資の力を実感できるようになります。

やがて3,000万円、5,000万円が見えてくるようになります。また、この金額にいつ達成するかも予測できるようになってきます。

5,000万円まで成長すると人によってはサイドFireに移行することも可能です。普段の仕事にも余裕をもって接することができるようになるでしょう。

まとめ

フローによって生じた余裕資金をできるだけ早くストック、特に成長率の高い株式に投資してリスク資産の核を作り、投資期間を長く取ることが資産形成に非常に重要です。

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