資産クラスには、株式、債券、ゴールドなど様々な種類があります。投資するにあたって、どの資産クラスに投資すべきでしょうか。資産を投じる際にとても参考になるグラフがあります。
株式の上昇率は群を抜いている
投資の勉強をしているなかで、一番驚いたのが下記のグラフに出会ったときでした。グラフから株式の成長率がほかの資産クラスよりも圧倒的に成長率が高いことがわかります。1年間の成長率(幾何平均)は約7%と計算されます。

「Stocks for the Long Run: The Definitive Guide to Financial Market Returns & Long-Term Investment Strategies, Sixth Edition 6th」より引用。
また、縦軸が対数なのも注目点です。株式が直線的に増加しているということは、足し算ではなく、掛け算で増えているということを意味しています。
しかもこれはインフレ調整後のグラフです。インフレを調整しなければ、株式の成長率はさらに高くなります。
現金は長期的に減価する
1802年では1ドルだったものが、2021年には4.3セントになり95.7%減価してしまっています。特に1941年からの減少が著しいです。長期的な成長率はマイナス1.4%、1941年からの成長率はマイナス3.9%です。2025年前後の日本は長いデフレから脱し、年率2-3%程度のインフレの状態です。現金のまま保持していると、減価することは意識しておきたいところです。
グラフによると金(ゴールド)は、200年で実質的な価値(購買力)があまり増加していないのは興味深いところです。価値の保存には向くが、価値を増やすには向いていないということです。
長期債(Bonds)の成長率は約3.6%、短期債(Bills)の成長率は約2.5%です。債権は、成長率は低いものの、ポートフォリオのクッションとして役立ちます。
現代の宝の地図
このグラフこそ現代の宝の地図と言えるでしょう。資産形成においては、成長率の高い株式を中心におき、あとはどのようにポートフォリオを構築して、管理していくのかが腕の見せどころです。ただ、このグラフの横軸は220年と長いので、株式は数年間成長が停滞、もしくは下落する可能性があるというのは覚えておきたいところです。

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